KUKKUMA

プノンペンにあるくっくま孤児院は、子ども達の未来を創るサポートを行う団体GLOBE JUNGLEによって運営されています。皆が笑い合い、応援し合える「HAPPYの連鎖」を生むため、当たり前の幸せの価値観を共に創造しています。  私たちLES WORLDは2019年3月、くっくまを訪れ子どもたちと共に0からミュージカルを制作しました。

“家族がいること、食べ物が食べれること、一緒に暮らせること”
皆がどれほど、くっくまの家族を、この場所を、大切にしているか、痛いほど伝わってきました。

そして、彼らは「今」を生きる上で、しっかりと大きな夢や希望も持っています。日頃から日本語等の勉学に励み、カンボジアの伝統舞踊を学び、自分の表現と向き合っていました。ミュージカルの練習でも、持ち前の表現力で、演技やダンス、歌を魅せてくれています。毎日ひたむきに夢に向かって勉強や芸事を頑張るその姿は心打たれずにはいられません。

彼らと創った初作品は、『Journey of…』双子の兄妹が主人公で、“ありがとうを知らない”“スマホばっかり触っている”“シェアハピを知らない”3つの世界へ旅立ちます。家族を大切に、「今」あるものに感謝して生きる彼らが伝えたかったことは何か、ぜひ想像してみてください。

＊くっくまに直接寄付を届けたい方は、決済時に「団体へのメッセージ」欄にその旨と用途をご記載ください。

新型コロナウイルスの影響で、ビジター（施設への訪問者）の滞在費やツアー、子ども達の伝統舞踊の巡業による収益がない状態です。

学校閉鎖により使われていない学費を食費にあて、電気をこまめに消すなど工夫をしながら、生活しています。どうしても厳しい時には、やむを得ず子ども達の未来のために貯めていたタンス貯金も使わなければいけない場合もあります。

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愛に溢れた子ども達からもらったものは、私の人生を180度変えてくれました。
お別れの日、寂しくて泣いていた私のもとに駆け寄り、心配そうな顔で、「もう泣かないで」とずっとほっぺをさすってくれた女の子。「泣くのは喧嘩をした時。でも遊んだらへっちゃらさ！」と、今あるものに心から満たされて生きていたお調子者の男の子。

出会った人を皆幸せにしてくれる子ども達との出会いはかけがえのないものでした。子ども達の居場所がこれからも守られ、自分を100％信じて、これからも生きていけますように。

山尾楓子（学生）

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